郷土料理☆大阪編☆

おおすみ苑の厨房より、こんにちは!!
本日12月8日の昼食は”はりはり煮”でした☆
大阪の郷土料理で、本来は水菜とくじらの肉を使ったさっと煮のことです)^o^(

鯨肉については昭和の給食に使用されるほど、食べる機会が頻繁にあったようですが現在の日本ではほとんど食べることがありません。
IWC(国際捕鯨委員会)のモラトリアム決議によって、1987年から商業捕鯨が一時停止になっておりその後衰退、鯨肉が『身近な食べ物』から『めったに食べられない物』に変化しているためです。
天下の台所、大阪では鯨肉も珍しい物ではなく家庭で普通に食べる食材の一つであったようですが、近年ではやはり身近な食材ではなく、鯨肉の代わりに豚肉を使用するようになってきているようです☆
捕鯨に関しては、最近では2009年に公開された和歌山県太地町の追い込み漁のドキュメンタリー映画『ザ・コーヴ』が波紋を呼び問題となりました。色々と調べてみると日本における捕鯨の歴史の深さや諸外国と日本との価値観の違い等面白いことがたくさん出てきます(*^_^*)

さて、本日の郷土料理ですがこのように仕上がりました☆

鯨の代わりに、豚のしゃぶしゃぶ用スライスを使用しました♬
大阪出身の調理師に味の確認をしながら美味しく作り上げました(^○^)
12月に入りあっという間に年末です☆
2017年もあと少し、心を込めてお食事を作っていきたいと思います♬♪

≪十五穀米・鮭のちゃんちゃん焼き・はりはり煮(大阪料理)・すまし汁・果物≫